2010.05.12[水] エフオーアイに強制調査
昨年11月に東証マザーズに上場したエフオーアイにSESCの強制捜査が入りました。
2010年5月12日読売オンラインより
半導体装置会社が粉飾決算?…監視委捜索
東証マザーズ上場の半導体製造装置メーカー「エフオーアイ」(相模原市)が昨年11月の上場に際し、粉飾決算を行った疑いがあるとして、証券取引等監視委員会は12日午前、金融商品取引法違反(有価証券届出書などの虚偽記載)の容疑で同社などの捜索を始めた。
監視委は約70億円分の売り上げを架空に計上したとみて、検察当局への刑事告発を視野に調査を進める。
同社は上場時、大株主の株式売却を180日間制限する「ロックアップ条項」を定めており、その期限切れが今月19日に迫っている。監視委が上場からわずか半年の企業の強制捜査に着手したのは、株の放出により投資家に被害が拡大するのを防ぐ狙いがある。
同社は昨年10月、上場を前に有価証券届出書を関東財務局に提出したが、監視委が調べたところ、2009年3月期の売上高として計上した118億5596万円のうち、約70億円について書類上のやり取りだけで売買を装う架空取引だった疑いが浮上した。
同社は株式が市場に公開されると、約52億円を調達していた。監視委は同社が上場審査をくぐりぬけるとともに、市場で資金を調達しやすくするため、業績が好調なように装ったとみている。
上場審査に使われた有価証券届出書は、都内の公認会計士2人が監査証明を出しており、監視委は監査の経緯についても調べる方針。同社は1994年10月、携帯電話やパソコンに使われる半導体の製造装置を作るメーカーとして設立。自社のホームページなどで、世界レベルの技術を持つと宣伝していた。
エフオーアイに関する過去のエントリー
エフオーアイ・・・エスオーエスじゃないよね?
エフオーアイ・・・3Q短信
予想以上に早い展開に正直驚いておりますが、ロックアップ解除前の決断に拍手をお送りしたいと思います。
SESCさんありがとうw
(続く)
2010.03.26[金] 3月権利付き最終日
本日は3月の権利付き最終日でした。
ラオックス(15:30)
「株主優待制度中止に関するお知らせ」
・・・やりますねぇ。権利付き最終日の引け後にこの開示。
ところで先日ライツ・イシューを発表したタカラレーベンも来週月曜(29日)が権利落ち日となります。
本日の終値が479円ですので、算定式によりますと、
(479-2+300)÷2=389円が権利落ち価格になると思われます。
そして4月1日には新株予約権証券(証券コード:8897-9)が上場します。
この新株予約権証券の理論価格は本株券の株価-300円となるはずですが、
はたして、こちらの裁定はどう働くのでしょうか。
(続く)
2010.03.18[木] 第四回開示研究会
今回のお題はズバリ
「適時開示」
「タイムリー・ディスクロージャー」
まさに開示研究会。ど真ん中。といった感じで非常に面白かったです。
適時開示というと堅苦しい文章やテンプレ的な物も多く、見る方もあまり多くはないかと思いますが、良く噛みしめるとナカナカ味わい深いものが結構あって面白いです。
適時開示はTdnetで見れますが、
コチラのWEB-APIを使ってFeedを取得すると便利です。
良く分からない方は↓のURLをRSSリーダーに登録してみて下さい。最新順の適時開示情報が取得出来ます。
[http://webapi.yanoshin.jp/webapi/tdnet/list/recent.rss]
「心に残る適時開示」ということで過去の開示がいくつか紹介され、どれも面白かったのですが、現存するものの中から一つだけ紹介させて頂きます。
フィンテックグローバル(平成19年2月15日)
「本日の一部報道について」
昨日、一部の不動産投資信託運用会社に法令違反があったとして、証券取引等監視委員会より、内閣総理大臣および金融庁長官に対して行政処分を行うよう勧告がなされたとの発表がありました。この発表によりますと、今回の勧告された法令違反としては、当該会社が委託を受けた投資法人の資産の運用において、当該資産に組み入れる不動産の取得時に行うべき不動産鑑定評価手続きの中で、鑑定を依頼した不動産鑑定業者に対し、適切な資料を提示しなかったこと、算定された鑑定評価の内容を確認しなかったことから誤った鑑定評価内容が看過され、結果として過大に算定された鑑定評価額を基に投資法人の資産の取得を行うなどしていたことがその内容となっています。
当社では、当社のアレンジする不動産証券化案件に関しては、第三者から不動産鑑定評価書を入手し、当社内部でも更にその妥当性について審査をしております。また、当社は不動産証券化のアレンジメントを主力としており、自己がアセットマネジメントを行い、又は自己所有不動産を自己のファンドやREIT へ高値で転売するなどのビジネスモデルではございません。このため、当社においては、今回勧告されているような事象は一切ございませんので、ここにお知らせいたします。
自社に関する報道かと思いきや、他社に関する報道についてなんですね。
他社に向かって思いっきりウ○コを投げつけております。
ちなみに、上記の勧告はコチラ。
証券取引等監視委員会(平成19年2月14日)
「株式会社ダヴィンチ・セレクトに対する検査結果に基づく勧告について」
まさか適時開示ネタで爆笑できる集まりに参加できるようになるなんて思いもしませんでした。(笑
(続く)
2010.03.12[金] タカラレーベン・・・ライツイシューはツライッシュー?
先週の金曜日(3月5日)に東証一部のタカラレーベンがライツ・イシューの開示を行いました。
「新株予約権無償割当て(ライツ・イシュー(ノンコミットメント型))に関するお知らせ」
この中で「当該資金調達方法を選択した理由」として、一番目に「株主の利益の保護」が挙げられています。
株主の皆様の保有する株式数に応じて本新株予約権が割り当てられるため、本新株予約権を行使することによって、持分の希薄化を回避することが可能となっております。
ところが開示後の株価は急落してしまいました。

株主の利益の保護に配慮したはずなのに、株主には嫌気されてしまったようです。
この「お知らせ」には、後ろに7ページに及ぶQ&Aが掲載されています。
この中で「仮に」として権利落ち後の基準値段を449円とする計算が載っています。
上のチャートを見ると450円近辺で推移していますが・・・まさかですよね(笑
しかし、こんな事が書かれているエントリーも見かけました。
セミナーをやられたりや著書もある投資ブロガーの方のエントリーです。
(あえてリンクは張りません)
2. はまあいいとして、1. で利益が見込めるというのは明らかに間違いです。3/31日段階での権利保有者に対して、1株あたり1個の新株予約権を、行使価額300円で発行するとのことです。金曜日終値段階の株価は559円で、なんと259円もの開きがあります。
ここで大株主が増資に応じるかどうかですが、所有株数をこれ以上増やす必要がないと考えれば、大きく2つの選択肢があります。
1. 300円に下落するまでに所有株数を半分売る。その売ったお金で新株予約権
を行使して株数を元に戻し、余った差額を懐(ふところ)に収める。
2. 新株予約権を市場を通じで売却し、そのお金を懐に収める。
1.の選択肢の方が利益が確実に見込めます。2. の場合は、新株予約権の売買時の株価により、大きく利益額が左右されます。特に株価が300円を大幅に切ってくると、利益は0近くにになります。
(理屈じゃないのかもしれませんが・・・)
ところで、10日にライツ・イシューではない
「株主割当による新株予約権発行に関するお知らせ」
を発表した東証マザーズのYAMATOは、発表翌日ストップ高とあいなりました。。。

まあ、コチラはイロイロとありますんで・・・ということで。
(続く)


